Initiatives
環境・社会への取り組み

大東商事では、2050年までに
温室効果ガスの排出を全体としてゼロにし、脱炭素社会の実現を目指します。
木質バイオマス燃料の提供
解体木や樹木を破砕して木チップを製造し、植物系のバイオマス燃料(※)として企業に提供しています。
化石燃料と同様に、バイオマス燃料を使用した際には二酸化炭素が発生します。
しかし、植物系バイオマスは成長過程において、光合成により二酸化炭素を吸収。そのため燃焼時に発生する二酸化炭素と相殺されます。
上記の点から京都議定書においても、バイオマス燃料は化石燃料に代わるカーボンニュートラルな燃料として扱われており、当社では積極的に製造しています。
※バイオマス燃料…動植物から生まれた生物資源(バイオマス)でつくる燃料
高純度バイオディーゼル燃料の活用
当社では一部の車輌、重機にバイオディーゼル燃料を活用しています。
バイオディーゼル燃料とは、使用済み食用油(廃油)から作られる軽油の代替燃料です。これまで使用済み油というと廃棄されていましたが、化学の力で燃料に変えることができ、二酸化炭素を増やさないカーボンニュートラルな燃料として、重機やトラクター、トラックなどのディーゼルエンジンで使用することができます。
バイオディーゼル燃料は軽油と比較して黒煙は約1/3以下に減少し、さらに硫黄酸化物は実質ほとんど含まれません。そのため、環境にも人にもやさしい燃料です。
参考:熊本県『高純度BDFでめざそう「ゼロカーボン社会・くまもと」』パンフレット
マテリアルリサイクルの推進
マテリアルリサイクルは、限りある資源を有効活用するために、廃棄物を新たな製品の原材料として再利用する重要なリサイクル方法です。
金属や古紙の再利用は以前から推進されていますが、近年では廃プラスチックの焼却や埋め立てによる環境汚染、温暖化、海洋汚染などさまざまな問題を引き起こしていることでさらに注目を浴びています。
当社では協力会社様との業務提携によりマテリアルリサイクルを推進することで、これらの課題に立ち向かい、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。
※写真は塩ビ管のマテリアルリサイクルの一例。
付着物のない塩ビ管を細かく粉砕し、主に建築建材などに再利用されます。
災害復旧活動
2016年4月の熊本地震、2020年7月の集中豪雨(令和2年7月豪雨)などの大規模災害では被災家屋から出る廃材や庭木、倒木などの木くずが大量に発生し、緊急復旧のために、これらを率先して引き受けました。
大量の木くずを受入れ・処理できる処分場を有している大東商事だからこそ可能なことです。
2024年1月の能登半島地震でも、弊社代表が元熊本県解体業協会代表理事として、いつでも駆け付ける準備があることをプレゼンいたしました。
これからもこの事業の強みを生かして社会的責任を果たしていきます。
健康経営優良法人
大東商事の従業員の年代は幅広く、シニア層も活躍しています。また、屋外作業の業務もあるので、ともに経営理念を実現するためにも、日々健康に活力をもって働けることが重要だと考えています。
そのため健康経営を取り入れ、健康診断の充足、産業医との連携、社内に向けて健康情報の発信や熱中症対策などの安全衛生確保に努めるなど、従業員が健康に、そして安全安心に働くことができる職場づくりを積極的に行っています。

エコキャップ回収
JCV「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」の協力企業として、集めたペットボトルキャップを回収し、リサイクル資源に転換させて、その収益金を寄付しています。
(その後JCVよりワクチンに替えて世界の子どもたちに届ける)
「取り組みたいけど、どうしたらいいかわからない」という企業・団体様のために、協業という形で回収窓口を請け負っています。
詳しくは 世界の子どもにワクチンを。 をご参照ください。
これからも次世代を担う子どもたちのために、地域社会とともに活動を続けていきます。
体験型SDGsイベントの実施
一人でも多くの方にSDGs・リサイクルをもっと身近に感じていただこうと、地域や行政とともに体験型イベントを実施しています。
干潟再生プロジェクトを使った体験会や、新港リサイクルセンターを会場にしたワークショップ、大型車輛・重機の見学会など、楽しみながらSDGs・リサイクルを学ぶ機会になれば…と取り組んでいます。
干潟再生プロジェクト
ヘドロが堆積した干潟をもとの姿に戻す取り組みを沖新漁協、福岡大学、コヨウ株式会社と協力して行っています。
ヘドロを分解し、かつ生き物のエサに変える資材を投入しアサリなどの貝類が生息できる環境に改善する取り組みです。まだ課題も多く、道半ばではありますが、会社で取り組むネイチャーポジティブから、環境保全と事業活動を継続的に実施していきます。
地下水保全の取り組み
熊本は世界に誇る地下水都市です。水道水源を100%天然地下水でまかない、生活だけでなく産業も支える地下水は、熊本にとって保全すべき資源です。
熊本では地下水保全のためにあらゆる活動に取り組んでおり、その代表的な活動が地下水涵養です。大東商事では事業において節水や井戸水の管理を行うだけでなく、県・市の取り組みに賛同し、白川中流域の水田で生産されたコメを購入することや、田植えの参加など、積極的に行っています。
参考:熊本県『地下水保全の取組みについて』資料、熊本市水保全年報
熊本SDGs経営実現プロジェクト
SDGsでビジネスチャンスを生み出す方法を熊本学園大学の学生と一緒に考える取り組みです。
学生のミライ新聞として『ゼミを通して2050年には「循環型経済デザイン事業」を手がける会社として、環境配慮のコーディネートを行っている』と予想していただきました。
現在我々が目指しているサーキュラーエコノミーの実現のために、静脈産業として広い視野を持ってコーディネート出来る企業になれるように邁進します。